「日本の歴史を伝え、つなぐ―東京大学史料編纂所のこれまでとこれから」開催報告

2024年2月15-16日に、東京大学ニューヨーク・オフィス(UTokyoNY)において、東京大学ニューヨーク・オフィス(UTokyoNY)イベント「日本の歴史を伝え、つなぐー東京大学史料編纂所のこれまでとこれから」を実施しました。

東京大学史料編纂所は、150 年に及ぶ史料の調査・収集と研究、基幹史料集の編纂・出版、蓄積した学術情報と研究成果の公開・発信を国内・海外で行ってきました。しかし、国際的な認知度や理解はまだ不十分な現状にあります。今回のイベントは、対面とZoomによるハイブリッド形式で実施し、各活動を紹介するとともに、「落合左平次道次背旗」の修理や「長篠合戦屏風下絵」の彩色復元模写など、文化財の修復・復元の過程や研究成果について、展示も交えて説明しました。

両日の参加者は現地11名・オンライン137名の参加を得て、大変好評でした。また、終了後に実施したアンケートでは、「またやってほしい」という意見が多く、海外で本所の積極的な発信を行う活動の重要性も認識できました。

 

<登壇者>
尾上陽介 東京大学史料編纂所・教授
金子 拓 東京大学史料編纂所・教授
高島晶彦 東京大学史料編纂所・技術専門職員

<司会>
渋谷綾子 東京大学史料編纂所・特任助教