「テクノロジーでつながる平和活動(Convergence of Peace Activities)」展 開催報告

東京大学は,8月6日〜7日の会期で,情報学環・学際情報学府の渡邉英徳研究室の企画・運営のもと,「テクノロジーでつながる平和活動(Convergence of Peace Activities)」展を東京大学ニューヨークオフィス(UTokyoNY)にて開催しました。本展は,UTokyo NYオフィスで開催する初の展示会となりました。

本展のテーマは、広島・長崎原爆の日とNPT再検討会議が重なるこの機会に、日米で営まれる多様な平和活動の「融合(コンバージェンス)」を、NPT再検討会議開催地のニューヨークにおいて生み出すことです。国境・イデオロギーを越えてテクノロジーでつながりあう、新たな世代の平和活動の端緒となることを企図しました。

現地のNPO・NGO,国連関係者を招いた内覧会では,日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の協力を得て,NPT再検討会議に参加中の木戸季市氏,和田征子氏,濱住治郎氏の被爆体験講話を実施しました。被爆者は展示中のデジタルアーカイブ・カラー化写真を活用しながら当時の体験について話し,来場者との対話も活発に行なわれました。

会期を通して150名以上の多数の来場者があり,たいへん活気に溢れる展示会となりました。国内外から10件以上のマスメディア取材を受け,大きな話題を呼びました。さらに,来場者とのオンライン交流も継続しており,本展示会を契機に,今後,さまざまなコラボレーションが生まれてくることが期待されます。