藤井輝夫東京大学総長の下、東京大学の目指すべき理念や方向性をめぐる基本方針を示した「UTokyo Compass」では、グリーントランスフォーメーション(GX)を行動計画の柱の1つとして位置付けています。
今後、事業体としての東京大学の温室効果ガス排出実質ゼロの実現に向けたロードマップの策定や、キャンパス所在地域等との連携等、具体的な取組みを加速していくことになりますが、目標達成に向けた東京大学の現在の取組状況、具体の行動計画等について講演、ディスカッションしていきます。
Event Information
日時:2022年10月11日(火) 18:00-20:00[ NY 時間]
(2022年10月12日(水) 7:00- 9:00[日本時間])
・場所:UTokyoNYよりオンライン配信(Zoomウェビナー)【現地参加可】
UTokyoNY Office
145 West 57th Street 21st Floor, New York, NY 10019
https://utokyony.adm.u-tokyo.ac.jp/
Tel: +1(212)582-9800
E-mail: utny.adm@gs.mail.u-tokyo.ac.jp
・参加費: 無料; 登録はこちらからお願いします
Online (Webinar (Zoom)) , Onsite (at UTokyoNY)
Program [language:English]
1. 開会挨拶 津田 敦 東京大学執行役・副学長/社会連携本部長
2. 講演① “Energy transiton for Net-Zero Japan 2050”
杉山正和 東京大学先端科学技術研究センター所長・教授
3. 講演② “Why does social science matter in climate action?Justice and Cmmunities in Asia”
佐藤 仁 東京大学東洋文化研究所副所長・教授
4. ディスカッション
熊田亜紀子 東京大学大学院工学系研究科教授(オンライン)
杉山正和、佐藤 仁 【モデレーター】津田 敦
5. 閉会挨拶 増山正晴UTokyoNY理事長
Speakers
杉山 正和
1995年 東京大学工学部化学システム工学科卒。2000年 同専攻博士課程修了。同大学工学系研究科電気電子工学専攻講師、助教授、教授を経て2017年より現職。電気化学に立脚した高効率太陽電池、水素エネルギーシステム、CO2資源化を研究しつつ、カーボンニュートラルを達成するエネルギートランジションシナリオ策定にも参画している。
佐藤 仁
1992年 東京大学教養学部教養学科(文化人類学)卒。卒業後、ハーバード大学、イエール大学等に留学。東南アジアをフィールドに、日本の政府開発援助の在り方や、途上国における開発と環境の両立の在り方について政策科学・地域研究の視点から研究を行ってきた。2004年にはタイ政府天然資源環境省の政策アドバイザーとして1年間出向。その際、スマトラ沖地震の津波被災地での緊急支援に関する調査支援活動を行った。
熊田 亜紀子
1994年 東京大学工学部電気工学科卒。1999年 同専攻博士課程修了。現在、東京大学大学院工学系研究科電気系工学専攻教授。電気系工学専攻先端電力エネルギー・環境技術教育研究 アライアンス(APET)アライアンス長兼務。高電圧、放電工学を専門とする。高電圧放電現象の光を用いた計測技術や解析技術の開発とともに、次世代電力グリッドに欠かせない絶縁と遮断技術の向上に従事している。
津田 敦【モデレーター】
1987年 東京大学大学院農学研究科博士課程修了・博士(農学)、東京大学海洋研究所や水産総合研究センター北海道区水産研究所での勤務を経て、2003年 東京大学海洋研究所助教授、2011年 同大気海洋研究所教授、2015年 同大気海洋研究所所長、2019年 同副学長(社会連携、渉外・卒業生、復興支援担当)/社会連携本部副本部長、2021年 同執行役・副学長(社会連携推進担当)/社会連携本部長に就任(現在に至る)。専門分野は生態学。