「ニューヨークとイノベーションを考える」シンポジウム

JETRO/IPAニューヨークと東京大学ニューヨークオフィスによって「ニューヨークとイノベーションを考える」シンポジウムが10月29日(月)に本郷キャンパスの情報学環・福武ラーニングシアターにて開催されました。

JETRO/IPAニューヨークの中沢潔氏と東京大学 藤井輝夫大学執行役・副学長(東京大学生産技術研究所教授)から開会の挨拶があり、イベントが開始しました。ニューヨーク市経済開発公社(NYCEDC) パートナーシップ アシスタント・シニア・バイス・プレジデントのメリッサ・ガイナン (Melissa Guinan)氏の「ニューヨーク市が目指すグローバル・パートナーシップ」についての講演からスタートし、ニューヨーク市が取り組むスタートアップを中心とした経済促進のための活動の概略が説明されました。

藤井輝夫
東京大学 大学執行役・副学長(東京大学生産技術研究所教授)
NYCEDC パートナーシップ アシスタント・シニア・バイス・プレジデント
メリッサ・ガイナン氏

次に、「ニューヨークのスタートアップ・エコシステム、コーポレート・イノベーション」と題したセッションでは、スタジオ・プロジェクト(The Studio Project) 共同創設者 ジョン・リン (John Lynn) 氏、ベンチャーアウト(VentureOut) プログラム・マネージャー エリック・ウォルバーグ (Eric Wollberg)氏、ソーサ(SOSA NYC) イノベーション・アナリスト オムリ・アドモン (Omri Admon)氏、パートナーシップ・ファンド・フォー・ニューヨークシティ (Partnership Fund for New York City) シニア・ダイレクターのサニー・パリク (Sunny Parikh)氏の4名がそれぞれの立場からニューヨークで今まさに生まれている新しい産業の流れが紹介されました。

スタジオ・プロジェクト
共同創設者 ジョン・リン氏
ベンチャーアウト
プログラム・マネージャー エリック・ウォルバーグ氏

ソーサ イノベーション・アナリスト
オムリ・アドモン氏
パートナーシップ・ファンド・フォー・ニューヨークシティ シニア・ダイレクター
サニー・パリク氏

スタートアップガイド(Startup Guide) 事業開発責任者 アンナ・ワイセンスタイナー (Anna Weissensteiner)氏からは、「“Startup Guide Tokyo”の提案」について紹介されました。ヴァイカス・パートナーズ(Vicus Partners) 日系マーケット・ダイレクター 茂木美紀 (Miki Motegi)氏からは「ミレニアル世代が働き場所を変える」という演題で魅力的な労働環境のトレンドと実例について解説されました。JETRO/IPAニューヨークの中沢潔 (Kiyoshi Nakazawa)氏は「米国における人材への視点及び日本への示唆」について語られました。

スタートアップガイド 事業開発責任者
アンナ・ワイセンスタイナー氏

ヴァイカス・パートナーズ 日系マーケット・ダイレクター
茂木美紀氏
JETRO/IPAニューヨーク
中沢潔氏

最後に、「東京大学の北米展開」と題して池内与志穂 (Yoshiho Ikeuchi)東京大学生産技術研究所准教授/東京大学ニューヨークオフィス理事、TomyK LTD代表・(株)ACCESS共同創業者 鎌田富久 (Tomy Kamada)氏、マイルス・ペニントン (Miles Pennington) 東京大学生産技術研究所教授の3名から講演がありました。東京大学ニューヨークオフィスの活動、東大発スタートアップの概況、そして、デザイン思考教育などについて紹介されました。

池内与志穂
東京大学生産技術研究所准教授/東京大学ニューヨークオフィス理事

TomyK LTD代表・(株)ACCESS共同創業者
鎌田富久氏
マイルス・ペニントン
東京大学生産技術研究所教授

最後には懇談会も開かれ、異分野の交流を深めることができました。120名超の参加者を集めたイベントは盛会裏に幕を閉じました。

集合写真