“被ばくの森のライブ音”は、東京大学空間情報科学研究センター主催により2021年1月28日~2022年3月31日の間、UTokyoNYにて実施されました。
本イベントは、東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所事故で生じた帰還困難区域(福島県双葉郡浪江町内)の自然環境で遂行されている東京大学の研究活動をUTokyoNYへの来訪者が聴視覚デザインインタフェースを介してリアルタイムに体験することを目的といたしました。海外からは情報を得にくい帰還困難区域の様子を東京大学の研究者らが実施する研究活動を介して伝えることにより、国際社会における本学のプリゼンスのさらなる向上を目指しました。本イベントの成果は新領域創成科学研究科 情報環境デザインスタジオで教材として活用されました。また、2021年度はイスラエルの国立美術学校(ベツァルエル美術デザイン学院 Moshe Oren教授)とのオンライン授業でも教材として用いられました。さらには、公益財団法人日本デザイン振興会「東日本大震災とグッドデザイン賞 復興と新しい生活のためのデザイン展」にて2021年に展示されました。また、2021年にドイツの Institute for Universal Designで実施されたUNIVERSAL DESIGN competition 2021(オンライン)で展示・入選しました。2021年9月にはドコモ・モバイル・サイエンス賞(社会科学部門 優秀賞)を受けました。